境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

フェブラリーSの回顧

第33回フェブラリーS
1着モーニン
2着ノンコノユメ
3着アスカノロマン

ラップ:
12.2-10.8-11.1-12.0-12.3-11.9-11.6-12.1
時計:1.34.0

まず、レース自体の評価から。1.34.0秒のレコード決着となりましたが、今日は相当に時計が出やすい馬場でしたから、そう驚くほどのものではないかなと思います。ラップ推移もあんまり好きな感じではないので、個人的には評価したくない内容ではありました。ついでに言うと、同じ距離で行われた9RのヒヤシンスSの方がラップの推移的には好きです。典型的な差し馬向きの流れだったと思うので、番手から粘り込んだストロングバローズはかなり評価できると思います。ちなみに、この日の東京ダートは馬場差-1.4秒。フェブラリーSは馬場差を差し引くと標準と同時計、ヒヤシンスSは0.1秒速い決着でした。

とはいえ、勝ち馬モーニンは個人的に思い入れのある馬なので、GⅠタイトルを獲ってくれたことは素直に嬉しいですね。デビュー時点でGⅠを獲ると見立てていた馬で、以前、どこかで『ジェンティルドンナと同じエンジンを積んでいる』と表現したことがあったかと思います。それくらい高い能力を持った馬で、この結果も納得のものでした。
2着ノンコノユメに関しては、武蔵野S勝ちが秀逸でしたね。あの競馬は、普通2着に負けているパターンのもので、あれを勝ち切れるのは相当高い地力がある証明になります。ゴール前の数完歩にその馬の本質が表れるものですが、あの武蔵野Sはこの馬の能力を計るのに格好のサンプルだったと感じています。

この2頭に関しては、ハッキリ地力が上だったということだと思います。何度も言いますが、血統や馬場などの『適性』という概念は、あくまで能力差を埋めるためのツールなので、その能力差が適性によって詰まったとしても、逆転までは至らないというケースは少なくありません。今回、特にモーニンに関しては必ずしも適条件だったとは思いませんが、能力がズバ抜けている分で適性のある馬との差が埋まり切らなかったということでしょう。
ちなみに、そんな馬でも負けることがある、それが競馬だというのが、武蔵野Sの敗戦ですね。いやはや、面白いものです。

穴馬券的には3着アスカノロマンを捕まえなければいけないところでしたが、残念ながら私の予想スタンスではこの馬に辿り着けませんでした。ただひとつ言えることは、近年のフェブラリーSが意外に中距離志向の強いものになりやすく、こういった1800くらいに適性のある馬(アグネスデジタル産駒は、ダ1800の穴種牡馬です)が穴を開けやすいというところはあったのかもしれません。そこにフォーカスを当てれば拾えない馬ではなかったかなと。
もっとも、個人的にはアグネスデジタル産駒が12月と1月に良績が集中し、それを過ぎるとガクンと成績が落ちるという特徴が頭にあったので(実際、先の12月、1月にも固めて来ていましたよね)、あまり評価できなかったのですが。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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