馬券ネオメソッド(レース回顧編)
ダービー卿CTの回顧
第48回ダービー卿チャレンジT
1着
マジックタイム
2着
ロゴタイプ
3着
サトノアラジン
ラップ:
12.5-11.3-11.5-11.6-11.4-11.1-11.5-11.9
時計:1.32.8
まず、期待したサンライズメジャーについて。文句ナシの競馬をしてくれたと思います。スタートも決めて思い描いていた通りの位置取り、4角で早めに田辺騎手のロゴタイプに来られ、挟まれる苦しい形になりましたが、それでも諦めず最後までよく頑張っていました。馬も人も最高の形。これで負けたのなら仕方ありません。馬券的に結果を残すことはできませんでしたが、納得の競馬でした。
あとは反省ばかり残るレースになってしまいました。まず、勝ち馬マジックタイムを余計なテーマ設定とともにバッサリ行ってしまったこと。『ロベルト系』の重要性を真っ先に取り上げながら、それを『父方に持っていること』という余計な要素を取り入れてしまいました。
これまで、母父にロベルト系を持っていた馬の好走例はブラックホークまで遡り、また、かつて母父ロベルト系に該当するキングストリートを本命にして痛い目に遭っているという苦い思い出もあり、『父系ロベルト』という狭いテーマ設定に至った次第です。
今回、母父ブライアンズタイム(ロベルト系)のマジックタイムが勝ったことで、来年以降の取り扱いは難しくなってしまいましたね。たしかに、ダメだと断じるにはサンプル自体が少なかったとも思うので、今年の結果を受けて『ロベルト系保持馬』に範囲を拡大するのも悪くはないかもしれません。
最後に、全くの余談ですが、3着サトノアラジンは血統的には断然、産経大阪杯の方に向いていました(姉ラキシスは昨年の勝ち馬)。あくまで私の予想理論だけの話ですが、使うレースを間違ったと思います。道中で掛かるクセのある馬は、距離を詰めればいいというものではありません。むしろ、中距離で行きたがってもなお圏内に残す馬は、かなりのスタミナを秘めている可能性が高いので、諦めずに中~長距離を使い続けた方がいいと考えています。ダービーを勝ったディープブリランテが顕著な例ですよね。なかなかタイトルを獲れず、無冠の大器と言われるサトノアラジンですが、距離を詰める時期が少し早過ぎたのではないでしょうか。
さて、春競馬も佳境に入り、また次週からはGⅠ戦線も再開。大いに盛り上がることでしょう。ただ、そんな大レースばかりでなく、今の中山、阪神開催は本当に面白いなと感じています。馬場が非常に安定しており、それにともなって血統傾向も開催単位で長く続いているものが多い(阪神マイルのヴァイスリージェント系保持馬はその際たる例)。
今週は中山マイルでフジキセキ、中山ダ1200ではキングマンボ系保持馬なんてバイアスも出て、非常に楽しい思いをさせてもらっています。今の時期は、ブラッドバイアスを取り入れるのに絶好の時期だと思います。是非、この春開催(2回、3回中山・1回、2回阪神)の中山・阪神開催の血統傾向は、時間のある時に全部振り返ってみることをお勧めします。『ブラッドバイアスってこういうことなのかぁ』と理解しやすい気がします。
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