境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

高松宮記念の回顧

第47回高松宮記念
1着セイウンコウセイ
2着レッツゴードンキ
3着レッドファルクス

ラップ:
12.3-10.3-11.2-11.4-11.3-12.2
時計:1.08.7

本日の中京芝コースは、馬場差-0.1秒。私の馬場差算定基準だと、中京の芝は少し甘めに出てしまう(基本的に大きなマイナス馬場差が出る)ので、計算した馬場差に1.0秒程度足して見ると丁度いいくらいになるのですが、そうすると、本日の実質馬場差は+0.9秒くらい。雨の影響をモロに受けて時計が掛かる馬場になっていました。土曜日の段階から若干時計が掛かり出しているという印象はありましたが、そこから純粋に雨の影響を受けて時計遅化が進んだという形。ひとまず、極めて自然な形に近い馬場傾向で競馬が行われたことは、来年に向けて収穫だったと思います。昨年の馬場はやはり異常だったということです。
また、脚質傾向も先週日曜日あたりから固まっていた印象です。大外一気はまず届かず、先行~好位勢が圧倒的に有利でした。むしろ開幕直後の方が外差しが利いていましたから、そのあたりは少し違和感を感じるところです。

そういった諸々の馬場傾向にピッタリ嵌った存在が、勝ち馬セイウンコウセイだったと思います。昨年の渡月橋Sで証明した高い道悪適性、そして、先行~好位で競馬ができる強み。まさに今年の高松宮記念を勝つにふさわしい存在でした。
初勝利に手間取り、その後も比較的地味な印象があったこの馬ですが、意外にも指数派の人には相当評価されていた馬で、私の周りでも「これは相当強いよ」という声を以前から聞いていました。淀短距離Sの楽勝ぶりから、なるほどなぁと思っていたものですが、まさかGⅠ馬にまで上り詰めるとは……。ただ、その指数絡みの話を聞いていたせいか、「この馬でも勝てるレベルだった」という論調には賛同しかねます。色々と好条件が重なったことは確かですが、だからといって相手に恵まれた勝利だったとは言えないでしょう。
そして、血統的にもアドマイヤムーン産駒。やはりこういう馬場は滅法強いんです。かつては芝1400血統として知られたアドマイヤムーンですが、今は完全に1200に適性がシフトしており、各場の芝1200で好成績を叩き出しています。そして、何と言っても道悪にメチャクチャ強い。道悪=欧州血統というイメージを否定することはしませんが、個人的には、今、最も道悪で信頼できるのはアドマイヤムーンの血だと思っています。そのくらい圧倒的にパフォーマンスを跳ね上げますから。

もうひとつ、アドマイヤムーンについて書いておくと、実は私、一昨年のこのレースでハクサンムーン(6番人気2着)を本命にした際に、『中京芝1200の穴血統は、アドマイヤムーンとアドマイヤコジーンである』という説を提唱していました。確かに、あの当時はアドマイヤムーン産駒がこのコースで穴馬券を連発していた背景がありました。
ところが、そのハクサンムーンの2着激走を境に、パッタリと成績を出せなくなっていたのです。今年は全く別のアプローチを考えていたので、アドマイヤムーンの適性が過去のものかどうかという点には言及しませんでしたが、少なくとも、一昨年のようなテンションで同産駒を見ることはしなかったですね。それが、道悪になったことで一変しました。そんな視点からも、やはりアドマイヤムーンの最大の買い時は道悪になったときなのだと思いを強くしました。

思った以上に勝ち馬絡みの話が長くなってしまったので、最後に◎フィエロについて。
昨年末から温めていた予想理論だったので、その理論に基づき、この馬に本命を打ったことに関しては後悔はありません。できれば良馬場で見たかったなというのが本音ですが、これも競馬ですから仕方ありません。

それにしても、掲示板を一桁馬番が独占。かつて、『中京芝1200は外枠から順番に買っていれば簡単に当たる』と言われていた時期があったことを考えると、まさに隔世の感ですね。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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