境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

天皇賞・春の回顧

第155回天皇賞・春
1着キタサンブラック
2着シュヴァルグラン
3着サトノダイヤモンド

ラップ:
12.9-11.5-11.2-11.3-11.4-11.6-11.6-13.0-12.5-12.7-12.6-12.5-12.2-11.6-11.7-12.2
時計:3.12.5

まず血統の話から。
今年もトニービン系サンデー、ハーツクライ産駒が連対を果たしました。この系統が持つ高い天皇賞適性については予想コラムで指摘した通り。来年も使えます。
また、これは私が見つけたわけではないので大きな声では言えませんが、これまで天皇賞・春で馬券になったハーツクライ産駒は、いずれも2度目の挑戦で着順を上げています。

ウインバリアシオン 12年2人気3着→14年3人気2着
フェイムゲーム 14年11人気6着→15年7人気2着
カレンミロティック 15年10人気3着→16年13人気2着

シュヴァルグラン 16年3人気3着→17年4人気2着

さらに、これも予想コラムで指摘したとおり、ハーツクライ産駒は人気薄で馬券にはなるが、単期待値は低いという過去の傾向まで活かせば、今回のシュヴァルグランはかなり高確率で2着に入るという結論に辿り着きます。単複派の私としては、上位2頭がシッカリした状況において、おそらく3~4番人気が確定している2着濃厚な馬の馬券は非常に買いづらいところですが、あるいは連系の馬券を買われる方はかなり絞った点数で仕留められたのではないでしょうか。
これは来年以降も覚えておいていい戦略かもしれませんね。

レースの振り返りです。
この日の京都は基本的に内枠が有利な設定。キタサンブラックに関しては願ってもない状況だったと思います。飛ばしていくヤマカツの存在などありましたが、もうこの馬に関しては単なる先行馬の枠を越えてしまっているので、あまり気にもならなかったでしょう。
この手の先行馬は常に危険視される傾向にありますが、かつての名馬ダイワスカーレットがそうだったように、実際は追い駆ける方がキツくなることが多いんですよね。今回もシュヴァルグランは早めにスパートしてあわよくば4角先頭くらいの意気込みで仕掛けていきましたが、結局、キタサンに追いつくことすらできていません。鈴を付けにいかない他馬を非難しても仕方ないんですね。鈴を付けに行こうとしても追いつけないんですから。強い先行馬は本当に厄介なんです。

2着シュヴァルグランは、その強いキタサンブラックを負かしに行ったことを考えれば、賞賛すべき2着だと思います。普通は返り討ちに遭ってもっと下がってしまってもおかしくない形ですからね。
また、3着サトノダイヤモンドも内枠有利のバイアスを考えれば、この枠からよく勝負圏内に加わっていると言っていいでしょう。地力を証明した3着でした。ただ、距離はもう少し短い方がいいでしょうね。

3番人気で敗れたシャケトラについても触れておきましょう。この馬に関してはデビュー戦を勝った時点でGⅠ級の馬だと評価していましたが、さすがに今回の3番人気はやりすぎでしょう。58キロの経験もなく、また、高速馬場の適性も未知。ちょうど昨年のシュヴァルグランと似た境遇でしたね。2強を負かすなら……という観点に立てばこの馬に食指が動いてしまうのは仕方ないメンバー構成。ワリを食ってしまったかなというのが率直な感想です。
ただ、やはりシュヴァルグランがそうだったように、経験不足で負けた馬は、経験を積んだ後の走りにこそ注目すべきです。今回、シャケトラを評価したのなら、今後もしつこく追い駆けるべきでしょう。今回が9着。この結果を受けて「ああ、大したことなかったんだな」と見限ることだけは避けた方がいいと思います。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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