馬券ネオメソッド(レース回顧編)
フェブラリーSの回顧
第35回フェブラリーS(GⅠ)
1着
ノンコノユメ
2着
ゴールドドリーム
3着
インカンテーション
ラップ:
12.2-10.7-11.2-11.7-12.5-12.6-12.3-12.8
時計:1.36.0
ハイペースの差し決着。テンの3F34.1秒も時計の掛かる馬場だったことを考えれば相当速いダッシュですが、半マイル45.8秒、これが相当厳しかったですね。過去のフェブラリーSで前半の半マイルが45秒台に突入したのは、06年まで遡る必要があります。しかも、繰り返しますが今週の東京ダートはかなり時計の掛かる設定になっていましたから、それを差し引くと明らかな暴ペースだったということになります。さすがにこれでは先行馬は苦しい。
人気を大きく裏切ることになったテイエムジンソクは、もうモロにこの流れに乗っかる形になってしまいましたからね。さすがに失速もやむなし。芝スタートやマイル戦への対応は問題なかったと思いますが、どちらかというとワンターンの競馬に対する経験不足を露呈した形でした。
対して、この流れなら勝たなければいけなかったゴールドドリームは2着。まあ、これは的になった分の負けだと思いますが、まさか後ろから差されるとは……というのが感想でしょう。これは勝ったノンコノユメを褒めるしかありません。展開がドンピシャ嵌ったというところがあったにせよ、見事な復活劇でした。
そのノンコノユメがフォーティナイナー系トワイニング産駒。予想コラムにて「最近はフォーティナイナー系保持馬も頻繁に来ており……」と言及していただけに、これを捕まえなければいけなかったのでしょう。米国血統の中身としてボールドルーラーとストームキャットに的を絞りすぎてしまいました。
もっとも、実際にボールドルーラー系保持馬は馬券になっていますし、ダート重賞である以上、どうしても米国血統保持馬は数が多くなりますからね。あまり広く取ってしまうと、候補馬が山のようになってテーマ設定の意味がなくなってしまうというジレンマはあります。
2着ゴールドドリームがゴールドアリュール産駒で、3着インカンテーションがボールドルーラー系シニスターミニスター産駒。米国血統VSゴールドアリュールという血統的な図式自体は例年通りでした。米国血統の幅をどこまで広く捉えるか、来年はこのあたりが焦点になりそうです。
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