馬券ネオメソッド(レース回顧編)
キーンランドC&新潟2歳Sの回顧
第13回キーンランドC(GⅢ)
1着
ナックビーナス
2着
ダノンスマッシュ
3着
ペイシャフェリシタ
ラップ:
12.1-10.7-10.9-12.0-11.6-12.1
時計:1.09.4
抜群のスタートを決めたナックビーナスが逃げ切り、それについて行ったダノンスマッシュが2着、内で我慢していたペイシャフェリシタが3着。典型的な内有利、前残りの競馬になった今年のキーンランドC。
前半3F33.7秒は、昨年より0.2秒遅い入りですが、例年に比べれば速い方で、さらに、今週は雨の影響で+2.0秒ほど時計が掛かる馬場。それを考えればかなり速いペースでした。
ただ、3F目の10.9秒から12.0秒と一気にラップが急落しており、ここで息を入れられたのが大きかった。
それにしても、ナックビーナスは今回が3度目のキーンランドC挑戦。初年度が5着、翌年が3着、そして今年が待望の初勝利。最近の競馬を見ても、高松宮記念3着など、本当に馬が力を付けています。
負けた組の中で今後、注目しておくべき馬はトゥラヴェスーラ(7着)です。
この馬に関しては、個人的にかなり高いスプリント資質を持っていると見ています。葵S当日の京都は、徹底した内前有利のトラックバイアスが出ており、大外一気で2着したこの馬は相当強い競馬をしていました。
今回は、血統的に少し苦しいところがある(ドリームジャーニー産駒は、2017年以降、札幌で【0-0-2-17/19】)ことと、休み明けの分で厳しい戦いになると考えましたが、この馬はもっと上のレベルのパフォーマンスを発揮できると思います。近親にアストンマーチャンがいる筋の通った血統。今年は出走が厳しいでしょうが、父ドリームジャーニーが中山巧者であることを含めてスプリンターズS向きの血統だと思うので、是非、これからドンドン力を付け、賞金を加算してもらいたいものです。
第38回新潟2歳S(GⅢ)
1着
ケイデンスコール
2着
アンブロークン
3着
スティルネス
ラップ:
12.9-11.4-12.0-12.7-12.5-11.4-10.6-12.0
時計:1.35.5
いわゆる新潟2歳Sらしい新潟2歳Sでした。
デビューから2戦、速い上がりを繰り出してきたケイデンスコールが、今回もメンバー最速の上がりを使って差し切り勝ち。
土曜日から若干、外差し傾向が出始め、日曜日はより顕著になっていた新潟芝コース。このトラックバイアスも味方しましたね。
むしろ、今回取り上げたいのは3着に入った8人気スティルネス。
血統的なことを言えば、15年の勝ち馬ロードクエストの妹。終わってなるほど!と思わず唸りましたが、この馬が1200勝ちからの臨戦だったところに注目。
予想コラムでも指摘したとおり、道悪になった新潟2歳Sは、不思議と1200経験馬が穴を開けます。
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(予想コラム抜粋)
過去、道悪(稍重以下)で行われた新潟2歳Sは3回。その3回全てで、15年8人気3着マコトルーメン、08年15人気3着ツクバホクトオー、05年3人気3着コスモミールと、1200経験馬が馬券になっています。
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もう少し補足すると、15年8人気3着マコトルーメン、08年15人気3着ツクバホクトオーの2頭は、ともに1200“しか”経験していませんでした。
そして今年。久しぶりに道悪で行われた今年も、再び1200経験馬が穴を開けました。
この傾向に気付いていながら、別馬を選んでしまったことは痛恨ですが、正直、あまり他で触れられていない穴ポイントだと思うので、是非、来年以降も道悪になった際には思い出したいところです。
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