境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

サウジアラビアRC&毎日王冠&京都大賞典の回顧

第4回サウジアラビアRC(GⅢ)
1着グランアレグリア
2着ドゴール
3着アマーティ

ラップ:
13.1-11.8-11.9-11.5-11.6-11.3-11.1-11.7
時計:1.34.0


出遅れも何のその、すぐに盛り返して2番手を追走し、直線残り1Fまで持ったままの手応えで進んだグランアレグリアが完勝を飾った今年のサウジアラビアRC。

最初の1F13.1秒。その後は11秒台を連発していますが、序盤の入りがかなり緩かったことで、スムーズにリカバーできたことは大きかったですね。
もっとも、この勝ちっぷりですから、多少流れが変わってもこのレースに関しては楽勝していたでしょう。少し相手に恵まれた感もありました。

この日の東京芝、馬場差は-0.4秒。翌日が-1.4秒と超高速化したわけですが、土曜日に関しては前日に断続的に降り続いた雨の影響を受けていましたから、少し時計が掛かる設定。それを考えれば1.34.0秒の時計も及第点と言っていいでしょう。
ただし、昨年のダノンプレミアムが、同じく馬場差-0.4秒で1.33.0秒ですから、さすがにあのレベルまではまだ到達していないという見方になります。

とはいえ、本気で追えばもっと詰まっていたでしょうし、何より大きいのは+18キロの大幅馬体増で出走してきたということ。まだ伸び代がありそうですし、今後の成長と活躍が楽しみな逸材であることに変わりはありません。

血統的には、再三、指摘している最近のトレンド。ディープ×ボールドルーラー系です。この配合は本当に最近多くなっていて、走る馬も多く出ています。

2着ドゴールも相手が悪かっただけで、メンバー最速の上がりを使って2着は素直に評価するべき。

盲点になっていましたが、デビュー戦が出遅れをモノともしない力違いの楽勝で、道悪のため+0.2秒の馬場差を考えれば1.22.8秒の時計も優秀(翌日の古馬500万が、馬場差-0.3秒で1.21.9。差し引き0.5秒の馬場差を考慮すると、実質的に古馬500万と0.4秒しか違わない時計で走っていたことになります)。このメンバーなら十分勝負になっていい下地はありました。
重賞レベルかどうかは何とも言えませんが、少なくとももう1個はすぐに勝てる馬だと思います。


第69回毎日王冠(GⅡ)
1着アエロリット
2着ステルヴィオ
3着キセキ

ラップ:
12.8-11.0-11.5-12.0-11.7-11.7-10.9-11.2-11.7
時計:1.44.5

アエロリットの逃げ切り勝ち。上手く逃げたなぁという印象で、流れ自体はスローなのですが、5F通過時点から緩めずピッチを上げており、結果的に差し馬勢は脚が溜まらない状態で直線を迎えさせられています。モレイラ騎手の巧みなペース配分が光ったレース。もちろん、馬の実力があればこそです。

その中で差して2着のステルヴィオは強い競馬をしていると思いますが、今週の東京芝はとにかく上がり最速馬の天国状態で、このレースを含め全てのレースで該当馬が馬券になっている状況。それを考えると、完封したアエロリットの方に実質的な内容でも軍配が上がるかな? という感じです。

2着ステルヴィオは、これまでGⅠ勝ちがない馬で、タイプ的には毎日王冠の好走パターンに嵌っていたと思います。また、ロードカナロア産駒ということで、ストームキャット内包馬。いずれにしても「母系米国血統」というテーマを掲げている以上、この馬を拾うことはできませんが、ストームキャットとこのレースの相性に関しては、来年以降、もう少し重視して考えないといけないでしょう。

3着キセキはここ数戦の中では一番まともな競馬をしていましたが、まだ完全復調とまではいかないのでしょう。ただ、このレースはあくまで前哨戦。まずは次に繋がる競馬(復調の兆しが掴めた)ができたというだけで及第点以上。順調ならジャパンカップあたりが楽しみになりそうです。

本命のサトノアーサーは、直線の入り口で外をブロックされて進路探しに手間取ったというところはありましたが、それを差し引いても全く見せ場のない競馬に終わってしまいました。少しイメージと違う走りでした。

予想としては大惨敗。完全にピントがズレた予想をしてしまいました。ご参考いただいた方、申し訳ございません。


第53回京都大賞典(GⅡ)
1着サトノダイヤモンド
2着レッドジェノヴァ
3着アルバート

ラップ:
12.9-11.1-11.7-12.7-12.8-12.3-12.2-12.6-12.0-12.1-11.2-11.8
時計:2.25.4

ラストで格下のレッドジェノヴァに詰め寄られたあたり、さすがにまだ完全復調とは言えないサトノダイヤモンドですが、海外遠征から戻ってきて結果を出せていなかっただけに、まずは勝ったという事実が重要。
このレベルの馬に適性を言っても仕方ないところもありますが、京都の外回りが一番走りやすいというのもあるでしょう。

2着レッドジェノヴァは連勝の勢いそのままに、強敵に詰め寄る好内容。母父ホワイトマズル、これがポイントだったと見ています。昨年の勝ち馬スマートレイアーに続く好走。京都外回り重賞ではたびたび出てくる母父ホワイトマズルの穴馬、今後も注意したいところ。
また、予想テーマでも述べた長距離GⅠ血統。純粋なスタミナ比べの舞台でその血が躍動した形です。

本命馬アルバートは、何とか間に合って3着。少し他馬の凡走に助けられたところがあって、脚の遅さは相変わらず。京都外回りなら改善されるかと見ていましたが、本質はあまり変わりませんでした。今年もステイヤーズSが本線になると思いますが、そこで如何なく存在感を発揮することでしょう。

シュヴァルグランは道中の走り自体は悪くなかったと思いますが、休み明けの分、最後は止まってしまった感じ。一度使えばちゃんと変わってくる馬ですから、次走のジャパンカップでは再び勝ち負けの走りを見せてくれると思います。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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