馬券ネオメソッド(レース回顧編)
根岸S&愛知杯の回顧
第33回根岸S(GⅢ)
1着
コパノキッキング
2着
ユラノト
3着
クインズサターン
ラップ:
12.4-11.1-11.5-12.1-12.2-12.0-12.2
時計:1.23.5
まず、今年の勝ち馬パターン該当馬だったメイショウウタゲは15着。出遅れに始まり、直線も伸びが見られず。残念かつ注目いただいた皆様には申し訳ない凡走を喫してしまいました。
ただ、結果そのものは例年の根岸Sらしい結果だと見ていて、勝ったコパノキッキングは、前走で上がり最速を使って差し切り勝ちを決めており、根岸Sは今年が初参戦。直線スピードを近走で示した“鮮度”のある馬でした。そして、レースでもメンバー最速の上がりを使っての勝利。直線スピードが重要であるレースにおいて、その持ち味を発揮したことになります。
唯一、テーマから外れていたのが血統面。良馬場で行われた根岸Sで父ノーザンダンサー系が勝ったのはこれが初めて。これだけがネックだと思っていましたが、見事にカバーされてしまいました。
この血統面について、来年の予想で修正するかどうかは微妙なところです。いかなる傾向にも例外はあるものですから、今回の結果だけを受けてこれまでの法則性を全く無にしてしまうのもどうかと思います。ひとまず、もうしばらくは勝ち馬の法則を重視していくつもりでいます。
それにしても、改めてリピーター性の薄さには驚かされました。昨年2着だったサンライズノヴァが8着。
もちろん、昨年が重馬場で今年がパサパサの良馬場。馬場が全く逆だったとはいえ、あの東京なら不発知らずのサンライズノヴァが全く脚を使えないとは……。本質的に軽い馬場向きの差し馬なのでしょうが、“根岸S初参戦組”の利を説いた、前年好走馬のパフォーマンスダウンの歴史を知る者としては、改めて非リピーター性に驚嘆してしまいました。
第56回愛知杯(GⅢ)
1着
ワンブレスアウェイ
2着
ノームコア
3着
ランドネ
ラップ:
12.9-11.4-12.9-12.8-12.2-11.8-11.7-11.8-11.2-11.3
時計:2.00.0
正直、中京芝2000重賞は個人的にかなりな鬼門だと思っていて、これまで、傾向自体は掴んでいながら、全く結果を出せないという時期が長く続いていました。
それが、ようやく光明が見えました。
実は、昨年暮れの中日新聞杯で微妙な潮目の変化は感じていました。“米国血統重視、特にボールドルーラー系保持・内包馬”という方向性に舵を切り、本命馬は引き切れずも候補に数えていた人気薄ショウナンバッハが12人気2着。他の上位馬からも明確な米国性を確認できたことで、このテーマ設定にはかなり感触を持っていました。
そして、今回の愛知杯。本命馬ランドネは3着止まりでしたが、母父ストームキャットのワンブレスアウェイが8人気1着。中日新聞杯に続き、米国血統保持馬とボールドルーラー系保持・内包馬の同時好走です。これで傾向がハッキリ見えました。
中京芝2000重賞は、かつてと異なり米国的なパワーの重要性が高まっています。次の金鯱賞も楽しみです!
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