境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

アルゼンチン共和国杯など4重賞の回顧

第57回アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
1着ムイトオブリガード
2着タイセイトレイル
3着アフリカンゴールド

ラップ:
7.2-11.2-11.9-12.9-12.7-12.6-12.7-12.4-12.0-11.8-11.3-11.1-11.7
時計:2.31.5


長丁場のセオリー通り、道中、内でロスなく回った組が上位独占。

このレースで一番評価したいのは、4着ルックトゥワイス。内を立ち回った馬が上位を独占する流れの中、道中はほとんど最後方に近い位置取り。そこから4角も大外。もうこの時点でノーチャンスの競馬になっているわけですが、それでも外から目を引く脚を使って4着まで押し上げたのは、改めて力のあるところを見せた競馬でした。
予定していた京都大賞典を使えなかったり、必ずしも順調とは言えない過程だったことも含めて、この一戦は評価を落とす必要のないもの。アーモンドアイは別格として、それ以外のGⅠ級とは差がないと見ているので、ジャパンCに出てくれば結構楽しみな存在になると思います。

勝ったムイトオブリガードは、内の3番手をキープし、直線でポッカリ空いた内に素早く飛び込む技アリの騎乗。いつもながら、勝つときの横山典弘騎手は本当に教科書に載せたいくらい完璧な競馬を見せてくれます。
小倉芝2600でレコード勝ちした時から、この馬は長丁場で前付けすると本当に崩れなく走れます。その個性を以前に乗って把握していたことも大きかったのでしょう。

2着タイセイトレイルは、長丁場なら堅実なところを見せて2着健闘。この馬も4角二桁から差してきた形ですが、道中の位置取りは内ラチ沿いでした。

3着アフリカンゴールドの1番人気はさすがに可哀相だなという感じでしたが、最低限の仕事は果たした形の3着。だいぶ常識に掛かってきたというか、不発が少なくなってきたようなので、今後、2400前後の重賞でコンスタントな活躍を見せてくれるのではないでしょうか。

期待したポポカテペトルは6着。この馬には上がりが速すぎましたか。もう少しペースが流れて渋太さ比べにならないと苦しいですね。最後までバテずに脚を使っているのですが、他馬とは決め手で劣っていました。


第9回みやこS(GⅢ)
1着ヴェンジェンス
2着キングズガード
3着ウェスタールンド

ラップ:
12.1-11.2-11.6-11.7-12.4-12.5-12.4-12.2-13.0
時計:1.49.1


お馴染みのボールドルーラー系種牡馬のワンツー。どちらも1400のイメージが強い馬なので、まさかこの2頭が1800の重賞でワンツーを決めるとは……時が過ぎれば馬も変わるものですね。

もっとも、今年のみやこSは前半3F34.9秒、4F46.6秒から、約3.0秒近い前傾ラップ。どちらかといえば1800よりも1400の流れに近い形なので、それがこの2頭には合っていたという見方はできると思います。

勝ったヴェンジェンスは、揉まれたり砂を被ったりすると脆いという個性が付きまとうわけですが、それを主戦の幸騎手がよく把握しているなぁという印象を受けます。このレースでも、位置取りよりも揉まれない位置を取ることを心掛け、1角過ぎにはもう外に馬を出しています。あとはハイペースの先行勢が息を入れるタイミングでポジションを押し上げる、中距離の前傾戦におけるセオリー通りの競馬(最近でいえば、前半3F34.5秒からシリウスSを勝ったロードゴラッソのイメージですね)で愛馬を重賞ウイナーの座に押し上げました。

2着キングズガードは、想定される展開と脚質がマッチした形。一昨年の3着も、やはり47.8-50.0秒の前傾失速戦で追い込んでのものでした。

3着ウェスタールンドは長欠明けでまだ本調子に届かない状態の中、よく頑張っていると思います。


第55回京王杯2歳S(GⅡ)
1着タイセイビジョン
2着ビアンフェ
3着ヴァルナ

ラップ:
12.4-11.1-11.4-11.8-11.3-11.3-11.5
時計:1.20.8


勝ったタイセイビジョンは、一言、力が違ったという内容。3角手前で多少行きたがる面を見せ鞍上と喧嘩になって頭を上げるシーンがありましたが、危なかったのはそのくらいで、スタートから最後の伸びまで何のケチもつけられない完勝だったと思います。
直線も追い出しを待つ余裕があって、追い出してからも手応え通りの伸び脚。時計1.20.8秒は、馬場差-1.3秒と時計が出やすい設定だったことを考えても速い部類。まずは暮れのGⅠに向けていい形でタイトルが獲れたといったところでしょう。

初戦が追うところなしの楽勝。函館2歳Sも敗れたとはいえ、直線で進路を探して追い出しを待たされるロスがあったことを考えれば勝ち馬以上にインパクトのある競馬をしていましたし、まずはこの結果も納得といったところ。

あとは成長度の問題。この馬はタートルボウル産駒ですが、タートルボウル産駒は、トリオンフ、パリンジェネシスやベストタッチダウンなど、どちらかというと雌伏の時を経て急成長するタイプが多い血統。先述の代表産駒のタイプとは少し違うので、それがどう出るかは今後の注目ポイントでしょう。
また、これも先述の代表産駒が示す通り、タートルボウルの産駒は特色が実に多彩。よく言えば究極の万能型であり、悪く言えば掴み処のない血統。今回のタイセイビジョンは、「完成度の速い短距離タイプ」という、また新しいタートルボウル像を作り出しました。なかなか個性的で面白いものです。

2着ビアンフェは、迷いなくハナを切って楽なペースに落とし2着に粘り込みましたが、勝ち馬の決め手が一枚上。ブランボヌールの下であり、同時にエントシャイデンの下でもあるわけですが、これまでの使い方やレース振りを見る限り、前者に近いタイプだと考えていいでしょう。

3着以下は少し差があるかな? と感じさせる内容。今後は自己条件でチャンスを待つ形になりそうです。


第24回ファンタジーS(GⅢ)
1着レシステンシア
2着マジックキャッスル
3着クリアサウンド

ラップ:
12.0-10.7-11.0-11.9-11.7-11.5-11.9
時計:1.20.7


この日の京都芝、馬場差は-0.8秒。時計が掛かり気味だった先週とは違い、時計の出やすい設定になっていました。しかし、その馬場差を差し引いてもこの1.20.7秒は優秀な時計。スピードタイプが飛ばして前半3F33.7秒。このハイラップに引っ張られて時計が出たことは確かですが、そのペースを先導した組が揃ってシンガリ付近に後退する中、番手追走から1頭だけ粘って押し切った勝ち馬レシステンシアはかなり強い競馬をしていると思います。
初戦は口向きの悪さを見せていましたが、2戦目の慣れと馬具変更効果で今回はまっすぐ走っており、それに伴ってパフォーマンスを跳ね上げた点に注目。タイプ的に距離が延びて良いことはないでしょうが、1400以下の距離ならかなりの性能を秘めていると感じました。

2着マジックキャッスルは、流れを考えれば絶好の競馬をしており、普通は勝っている競馬でした。これは相手が悪かったと割り切るしかありません。ディープ産駒で、母は桜花賞3着馬のソーマジック。兄にOP勝ちのあるソーグリッタリングがいる良血馬。福島芝1200デビュー組みながら、そのデビュー戦の時点で明らかにマイル以上に適性があると思わせる競馬をしていた馬。将来性という点では勝ち馬よりこちらが勝るかもしれません。

新潟2歳Sで4着だったクリアサウンドが4着。新潟2歳S組は、3着馬ビッククインバイオが先週のアルテミスSで0.2秒差3着でした。今後、物差し的な役割を担うことになるレースなのかもしれません。

期待したヒルノマリブは、さすがに外を回りすぎましたか。最後まで脚は使っていますが、今回に関しては大勢が決した後の追い込みになってしまいました。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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