境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

ジャパンCなど3重賞の回顧

第39回ジャパンC(GⅠ)
1着スワーヴリチャード
2着カレンブーケドール
3着ワグネリアン

ラップ:
12.8-11.3-12.3-12.2-11.7-12.2-12.1-12.0-12.1-12.4-12.2-12.6
時計:2.25.9


まず、血統的な話からしておくと、今年もトニービン内包のハーツクライ産駒が勝利。今年は該当馬が6頭いて、その他の馬は(私が期待したダンビュライトを含み)揃って惨敗に終わっていますが、しっかり勝ち馬を出したわけですから、やはりこのレースのおける王道血統の地位は確かだったと考えていいと思います。来年以降もこの方針で攻めて問題ないでしょう。

金曜からの雨で馬場状態がかなり難解になっていた今年のジャパンC。土曜日の段階では差し馬にとってはかなり過酷な馬場という印象でしたが、雨が上がって回復傾向にあった日曜日はほぼフラットまで戻ったかという印象を受けました。
ところが、このレースに関しては内ラチ沿いの好位勢が独占。勝ち馬も2着馬も道中は内ラチ沿いにいた馬。結果、1頭分でも外を走らされると損という神経質な競馬になりました。

勝ったスワーヴリチャードは、先述の通り、トニービン内包という点が最大のポイントだったと(個人的には)思いますが、他にも、そもそもの能力、左回り適性、中間に調整パターンをガラッと変えたこと、チーク着用など勝因になりそうなところは幾つもありました。鞍上の手腕も相まって、それらの効果が一気に好転したという見方はできると思います。

本当に惜しかったのは2着カレンブーケドール。

枠順に恵まれたことはとりあえずとして、注目してほしいのは直線序盤の攻防。勝ち馬に内をすくわれたことで、進路選択を敗因に挙げる向きもあるかもしれませんが、そんなことは一切ありません。あの位置取りから勝負に出るなら、逃げたダイワキャグニーの外に進路を取るのは当然のこと。事実、勝ったスワーヴリチャードでさえ、一度は津村騎手と同じ進路を取ろうとしています。
しかし、運がなかったのはここから。津村騎手はスワーヴリチャードに間を割られないよう、懸命にブロックしようと動きます。これも当然。これで逃げ馬の後ろにスワーヴリチャードを押し込めれば、カレンブーケドールがそのまま押し切れていたはずです。

ところが、カレンが外からブロックし、スワーヴの進路が消された瞬間、逃げたダイワが外にモタれ、内ラチ沿い1頭分ポッカリ進路が空いてしまいます。後にも先にも空くのはこのタイミングだけ。もう少しモタれるのが早くても遅くても、スワーヴに進路はなかったでしょう。カレン=津村騎手としてみれば、やるべきことを全てやった結果、間が悪く最悪の結果に繋がってしまった形。これは本当に惜しい。

勝負の世界ですから、これが持っている“モノ”の違いと言えばそれまでですが、乗り違いや能力差ではなく、本当に僅かな天運の差をまざまざと見せつけられました。

また、最強の競馬をしたのは3着ワグネリアン。
これは道中、スワーヴリチャードの真横に位置。つまり、1頭分外を回されているということ。内ラチ沿いを進んだ2頭がワンツーを決めていることを考えると、その2頭以上に負荷の掛かる競馬だったということです。
おまけに、直線入り口で下がってきたウインテンダネスが壁になってしまい、追い出しが遅れるロス。そこから外に切り替えて猛然と差を詰めましたが、さすがに今日の馬場では3着が精一杯でした。
それでも、並の馬ならもっと下の着順でも不思議ない競馬。よく3着まで来たと、改めて能力とコース適性を確認した競馬でした。


第64回京阪杯(GⅢ)
1着ライトオンキュー
2着アイラブテーラー
3着カラクレナイ

ラップ:
12.1-11.0-11.1-11.3-11.4-11.9
時計:1.08.8


候補馬として挙げた4頭のうち2頭が馬券に絡んだことで、改めてこのレースの本質がハッキリしたと思います。スピードの要求値が低いスタミナ戦。そこから導かれる欧州血統重視、来年以降もこの方針で攻めていきたいと思います。

それにしても、個人的にビックリしたのが、本命馬ライトオンキューの2番人気という事実。過去2戦で連敗しているリナーテ、近2走のインパクトが強かったエイシンデネブや、そのエイシンを破ったアウィルアウェイなど、他にも人気に推されそうな馬が何頭もいる中で、思った以上に人気になっていたところに、一般プレイヤーの馬券レベルの高さが証明されていました。

勝ったライトオンキューは、道中の運びもスムーズでしたし、外目を回って強い勝ちっぷり。着差以上の内容だったと思います。アイラブテーラーは、トラックバイアス的に厳しいところを選択せざるを得なかったことを考えれば、最後の伸びは来年以降の楽しみが増えるものでした。
3着カラクレナイは、どうしても最後に甘くなりますね。いつも同じような好走、負け方なのが気になります。

もう1頭、注目したいのは7着エイシンデネブ。ファンタジストの落馬競走中止のアオリを受けてスムーズさを欠く場面があり、ここ2走とは違うイン差しの形を強いられました。それでも最後まで渋太く伸びていましたし、そもそも、近2走とは違い、いかにも京都芝1200mらしい失速率の低い流れでも脚を使えた点を評価。短距離馬として完成していることは間違いなさそうで、次走以降も注目できると思います。


第6回京都2歳S(GⅢ)
1着マイラプソディ
2着ミヤマザクラ
3着ロールオブサンダー

ラップ:
12.5-11.4-12.1-12.2-12.2-12.6-12.1-12.0-11.8-12.6
時計:2.01.5


やや時計の掛かる馬場設定だった土曜日の京都芝。馬場差は-0.1秒で2.01.5秒で決着した今年の京都2歳S。時計的には昨年(勝ち馬クラージュゲリエ)と同タイムで、一昨年(勝ち馬グレイル)より0.1秒速いわけですが、昨年が-0.8秒と時計が出る設定だったことを考えれば、今年の方が時計的価値は高く、一方、一昨年が+0.4秒と今年以上に時計の掛かる設定で、馬場差を差し引くと若干今年の方が落ちるかな? といった印象。

勝ち馬マイラプソディはこれで3連勝。前走は少頭数で相手にも恵まれており参考外だと思いますが、とにかく新馬戦の内容が破格と言っていいハイレベルだった馬。その時点で重賞は獲るだろうと見ていましたが、早々にその見立てを実現することになりました。まだ勝負処で反応が鈍ったように緩さが残っている現状でこの走り。完成するのが楽しみです。あまり無理せず来年に備えるのがベストの戦略かなと思います。

2着ミヤマザクラは、札幌の未勝利勝ちがハイレベル。これもトップレベルの能力を持っていると思います。ただ、馬場的には勝ったマイラプソディ以上に分があったはずで、牡牝の差はあれどここで完敗に終わったのは少々残念。能力は疑いないのですが、今後、使うところが難しいなぁという印象。牝馬クラシック路線は、やはりスピードと瞬発力が求められるところ、この馬は致命的に適性がズレている印象があります。
マウントロブソン、ポポカテペトルにボスジラと、典型的な非根幹距離型持続力タイプを量産する母系で、おそらくこの馬もそのクチでしょう。今後は使うレースをかなり吟味しないと、才能を眠らせたままになってしまう危険性があります。良い馬だけに、本当に頑張ってもらいたいところです。

3着以下は離されており、自己条件ならどこかで出番がありそうですが、当面、重賞に入ると少し苦しいかもしれません。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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