境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

ヴィクトリアM&京王杯SCの回顧

第15回ヴィクトリアマイル(GⅠ)
1着アーモンドアイ
2着サウンドキアラ
3着ノームコア

ラップ:
12.0-10.9-11.3-11.4-11.1-11.2-11.1-11.6
時計:1.30.6


土曜日よりさらに高速化し、日曜東京芝の馬場差は-1.4秒。1勝クラスの芝1400で1.19.9秒、2勝クラスの芝2000で1.58.3秒が出るくらいですから、適度に流れればかなり速い時計が出るだろうと見ていたところ、1.30.6秒と昨年のレコードと0.1秒差で決着。
その昨年が馬場差-1.6秒でしたから、馬場差を差し引いて計算すると今年の方が0.1秒速い計算になります。

スタートを決め好位4番手を楽々追走。この日の馬場は外差し馬にはかなり厳しいもので、このヴィクトリアマイルまでの芝レースにおいて、ルメール騎手は後方からの競馬ばかり選択(または強いられて)していました。
正直、メインレースまでの過程から「これは、マジでひと波乱あるんじゃないか!? 」という思いもありましたが、スタートしてから1Fも進まない段階でその心配は杞憂に。馬なりのまま先頭に並びかけ、メンバー最速の上がりを繰り出して4馬身差。ひとつ前のポジションにいた2着馬サウンドキアラの上がりが33.8秒ですから、先の好時計を楽々とマークしたことを含めて、改めて次元の違う競馬でした。

2着サウンドキアラは、大外枠から上手くロスのないコースを取って力を出し切ったと思います。直線半ばでもアーモンドアイを待つ余裕がありましたし、内容的には完璧だったと思います。それでこの差を付けられてしまっては……相手の強さに脱帽するしかないでしょう。
それでも、重賞3連勝がダテではないことを示すには十分な内容でした。

3着ノームコアも、外枠から差す形でここまで来れば及第点以上の評価が可能。昨年に続く好走で、時計の速い東京芝に対する適性を証明してみせました。

期待したスカーレットカラーはブービー大敗。そもそもアーモンドアイに勝たれてしまっては予想の根幹が誤っていたことになるわけですが、それを置いてもこれは負けすぎ。馬場を意識して位置を取ったことで少し溜めが利いていなかったところはあったでしょうが、それにしても全く脚を使えなかったことは驚き。何もなければいいのですが……。


第65回京王杯スプリングカップ(GⅡ)
1着ダノンスマッシュ
2着ステルヴィオ
3着グルーヴィット

ラップ:
12.4-11.5-11.3-11.5-10.9-10.9-11.3
時計:1.19.8


しとしとと雨が降り続く中で行われた今年の京王杯スプリングカップ。朝から雨は降り続いていたわけですが、馬場状態に与えた影響はほとんどありませんでした。
芝の馬場差は-1.0秒。上がりの速い競馬も目立っていました。また、ダートの馬場差が+0.1秒だったことからも、やはり見た目ほど雨の影響はなかったと考えられます。

その馬場状態に鑑みれば、決着時計1.19.8秒は水準レベル。そう特筆するものではありません。
ただ、半マイル46.7-44.6秒と後半だけで時計をある程度押し上げている点は評価する必要がありそう。Bコース替わりもあって内前有利の傾向が顕著だった今週の芝コース。ハナを切ったダノンスマッシュがこのペースに落とし、ラスト3F10.9-10.9-11.3秒と上がりをまとめれば、さすがに後方勢は為す術がありません。
レーン騎手は、馬のリズムを優先するジョッキーで、押したり引っ張ったりをあまりしません。今回は、そのジョッキーの特性とダノンスマッシュの二の脚、馬場設定が上手くマッチした勝利でした。

2着ステルヴィオは東京適性が高く(敗れはしましたが、毎日王冠のパフォーマンスは非常に素晴らしいものでした)、また、雨の影響がほとんどなかった時計の出る馬場で久々に良さを見せてくれました。今後も東京コースなら良い競馬をしてくれるでしょう。

3着グルーヴィットは、内前有利の馬場設定を最大限に活かすデムーロ騎手の好騎乗。これで3着はちょっと力の差を感じるものではありましたが、この中間は2週続けて51秒台を出す(過去、このパターンは初めてでした)など体調面の良さも際立っていました。

タワーオブロンドンは、近2走の内容が芳しくなかったことから、今回が踏ん張りどころと見ていましたが、好位追走から全く脚を使えず8着まで後退。ちょっと深刻な状態だと感じます。能力は間違いないはずなので、何とか立て直してもらいたいところです。

私が期待したストーミーシーは中団追走から外へ。今日の馬場設定ではノーチャンスの競馬になってしまいました。近2走が先行して良さを見せていただけに、この流れならもう少し積極的な運びを考えても良かったかな(特に、逃げて穴を開けることが多い田辺騎手ならなおさら)とも思いますが、乗り替わりが思った以上に響いてしまったかもしれません。

1200重賞を3勝しているダノンスマッシュを筆頭に、ロードカナロア産駒が上位独占。今年もスプリント要素が問われた京王杯スプリングカップ。2、3着馬に関しても1200mを諦めずに使えば結果が出ると思います。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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